「運転者」読了

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「運転者」読了

 

5月27日

 つい先日購入したばかりの「運転者」を早くも読了してしまった。読み始めの印象通り、ページ数も少なめで行間も広め、何より文体がものすごく平易だったため、スラスラと読めるという表現がしっくりきた。

 

 内容は小説の体をしているけれど、ビジネス書や自己啓発書というカテゴリーに入れるのがいいだろう。「運転者」とは、乗り物の運転手とは違って、「運」を好転させる人という意味が与えられている。

 

 スランプに陥ったサラリーマンが「運転者」に出会い「運」を好転させていく物語。「運転者」が「運」を好転させるために必要だと主張するのは ”たった一つのアクション” だけ。その ”たった一つのアクション” の理由が徐々に明かされていく流れに合わせて、「運転者」が主人公の前に現れた理由がうまくリンクして描かれる。終盤での伏線回収はミステリー小説のようでもあった。

 

 この本をビジネス書として捉えた場合、他のビジネス書より優れている点は、取るべきアクションが1つのみに限定されている点だ。数多のビジネス書が難解な文章であれもこれもと書き立てるのき比べて、本書は最も効果的な手法1つに本1冊のボリュームを捧げている。

 

 この手の話は、主張の内容が読者の腑に落ちているかどうかというのが重要なところだ。幸い私は15年以上前に同じ思想に辿り着いて、それ以来、そこそこの効果は体感できている。この本を読むすべての人が著者の主張に同意できるか否かは分からないけど、この主張、手法はノーリスクだから ”やってみればいいじゃん” と思うがどうだろうか。

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