fa-leanpub「紅蓮館の殺人」読了
2月20日
日曜日、今週も雨、ベランダから遠く南の空を眺めると、新宿方面は雨雲が無く晴れているようだったが、どうだろうか。 休み中は相変わらずの引き籠り生活である。土日の行動範囲は、50メートルも離れていないコンビニに2回行ったのみだ。
マンボー中の東京において私のライフスタイルはマッチしているといえる。
先週の土曜日に3冊の本を購入していたわけだが、本日2冊目を読了した。
本日読了したのは、「紅蓮館の殺人」である。 読書好きの感覚では私の読書スピードが特段速いとは感じないだろうけれど、私にとっては異例の速さだといえる。
もともとは「蒼海館の殺人」を目当てにしていたのだが、書評によると「紅蓮館」→「蒼海館」の順に読んだ方かよいとのコメントが多数だった。そこで今回は先駆者の知恵を拝借し、まずは「紅蓮館」を購入したのだった。購入に至った経緯から、「紅蓮館」が私にとって今一つであった場合には、「蒼海館」には着手しないと朧げな意思を抱いていた。
心配は杞憂だった。 物語中に起こる出来事はそれほど目新しくないが、登場人物のキャラクタ性の描き方や人物へのフォーカスのあて方が上手く非常に読みやすい。あやしいものはあやしく描かれており、読み手にとってフェアな印象を受けた。
この小説の特徴として時系列表現がある。時系列表現のあるミステリー小説といえば「十角館」に代表される王道構成があるが、この小説はその時系列表現が登場人物のライフゲージのように機能している点が新しい。 タイムアップ=全員死亡 という制限を物語に設けることで新しい読み心地を実現していると思う。恐らくは「蒼海館」についても同様の構成をとっていると思われるため、近日購入することになるだろう。 この読み心地は悪くない。
取り急ぎ、次は残りの1冊である「満願」に着手しようと思う。