今度は「サル痘」

B!

5月19日

 世界全体がコロナにまったく興味を示さなくなった今日この頃、新しい感染症「サル痘」が流行りだしているとのニュースが入ってきた。

 

 「サル痘」は、狂犬病やデング熱と同じ、四類感染症にカテゴライズされている。ヒトからヒトへの感染が確認されていて、体液や衣服の共用などで感染する。致死率は10%以下で、治療法が存在しているうえ、種痘ワクチンが有効とされている。

 

 「サル痘」の疑いがある症例が、イギリスでの集団感染にはじまり、今日はカナダで十数件の報告があがった。今後も増えるのではないかという懸念が湧いている。コロナの感染が広がった時も最初は十数人だったことを考えると、油断はできない。一方、四種感染症に対して国が行う主な対応は「動物の輸入禁止、輸入検疫」とされており、ヒトからヒトへ感染する可能性を絶つ施策というのは存在しない。現在の他国における感染拡大は、ヒトからヒトへの感染が原因であることから、今後日本でも罹患者が出る可能性はゼロではない。

 

 このニュースに比較的焦りを感じないのは、病名が分かっており、致死率が高くなく、対処の仕方が分かっているからだと推測する。

 

 対応策の見通しがある「サル痘」はひとまず良しとしても、先月から各国で報告されている小児の肝炎をはじめ、これまでにない不可解な症状の報告が同時多発的に続いている。コロナの調査の副産物として、これまで表面化してこなかった病も炙り出されただけなのか、それとも、コロナへの対応を2年間にわたり続けてきたことによる我々人間の免疫システムが影響しているのか。はたまた、まったく違う理由なのか。

 

 いづれにしても、この2年間の人間の生活がそれ以前とは大きく異なっていたことは確かであり、今後出てくる、あらゆる病の原因としてコロナが筆頭に取り上げられることは確かだろう。誰にも答えはわからないのにだ。

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