Memories
「赤と青とエスキース」 読了

「赤と青とエスキース」読了

 

4月25日

昨日購入した、「赤と青とエスキース」を早くも読了した。

文字間、行間共に広めの単行本ということもあって、スルスルと読み進めてしまった。

 

「まったく無駄なところが無い、エレガントな物語」というのが私の感想だ。

4編の短編と、エピローグという構成になっている。

この4編のうちの最後の1編あたりから、全ての物語の関係性が色濃く出始めて、エピローグで完全な輪郭が現れる。全体の輪郭がわかると、4つの短編すべてが、個性を持ちながらも緻密に連動していることが分かる。圧巻である。

まったく、どうやったらこんな文が書けるのだろうか。

 

「人生は何度でも、いつからでもやり直せる」このようなことを耳にしたことは多いはずだ。きれいごとのようにも聞こえる主張だが、この物語はこの主張に対して肯定的な一例を提示している。

自分の主張を出さなすぎたり、自分の中だけの答えに固執したりすることが、知らぬ間に大きな損をしている、それに気づかせてくれる。救われる人も多いのかもしれない。

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