Memories
「たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に」読了

たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

6月11日

 スピードワゴンの小沢氏が出演していたYoutubeチャンネルにて、書店員が強く推していたことをきっかけに購入した。ページ数のわりに読了まで時間を要したのは、他事で忙しかったこともあったが、ラブストーリーというジャンルに不慣れだったこともある。

 

 読み始めから前半の30%くらいまでは使い古されたストーリー展開で「このまま読み進めて大丈夫か?」と心配になった。普段ラブストーリーを読まないため、知識が浅く、起こるイベントを予想できなかったことが、物足りなく感じた原因だろうと思う。

 

 中盤以降はストーリーにドライブ感が出てきて面白い展開になった。

 

 特に頭がおかしい人間の思考やロジックの表現が秀逸で妙に生々しく、実在するモデルが居るのではないかと思わせるほどだ。これを想像だけで作り出すことは難しいと思う。この人物を取り巻く群像劇となるわけだが、ここからは多人数視点で展開される。登場人物たち各々の正義や思惑に従って行動した結果、意外な結果となりましたという流れだ。

 

 ストーリー展開が「人の価値観というものは人それぞれである」という免罪符に依存しすぎていないか?というのが個人的な感想だ。面白くはあったけれど。

 

 雰囲気としては、ストーリー展開が「イニシエーションラブ」で、構成は「6人の嘘つきな大学生」という感じ。この2作より面白いとは思えなかった。

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