
いまさら翼といわれても 米澤穂信著
本作は2016年に発表された作品。
同著者の同じ系列作品である「氷菓」はすでに読了済で、アニメでも観たことがある。この学園シリーズ作品は人気があるらしく、発行部数も230万部を突破している。
短編集ということで、通勤中のお供として選ばせてもらった。この著者の短編集は「満願」をはじめとしてハズレる気がせず、最近も「儚い羊たちの祝宴」を購入している、まだ読めていないが。。。
あらすじ
- 箱の中の欠落
任期満了に伴い実施された神山高校の生徒会長選挙で、開票時に票が水増しされていたことが発覚する。 - 鏡には映らない
中学の卒業制作で鏡の枠を分担して作成することとなったが、主人公が手抜き対応をする。高校進学後に当時の違和感に気づいた友人の摩耶花がその真実を探求していく。 - 連峰は晴れているか
主人公がふと中学時代の教師だった小木正清が「ヘリが好きなんだ」という趣旨の発言をしたことを思い出す。同じ中学の友人に話しかけるも話が嚙み合わず、真実を探求していく。 - わたしたちの伝説の一冊
摩耶花の所属する漫画研究会(漫研)は"漫画を読みたい派(読みたい派)"と"漫画を描きたい派(描きたい派)"の派閥に事実上分かれた。自分のやりたいことと派閥争いのはざまで繰り広げられる群像劇。 - 長い休日
主人公のモットーである「やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。」となった理由が明らかとなる。 - いまさら翼といわれても
合唱コンクール直前、急に姿を消した千反田の居場所を探す。
所感
いくつかの短編はアニメでの記憶があるものだった。
同じ登場人物が登場する作品が多数あることを今更ながらに知る機会となった。
未読の作品として「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」「遠まわりする雛」「ふたりの距離の概算」があるので、今後気が向いた時に手にしたいと思う。
うろ覚えであるアニメの映像を頭の片隅で再生しながら読めたということは、珍しくアニメ化に成功した作品なのだろうと思う。
もう一度アニメを観て気になる話を優先的に選んでいこうと思う。







