Memories
「時空旅行者の砂時計」読了

時空旅行者の砂時計

7月18日

 先月購入した、「時空旅行者の砂時計」を読了した

 

 この著者の作品を読むのは初めてだが、巷の噂で面白さは約束されていた。

 

 物語の中でも「タイムリープ」モノは何かと思いがけない仕掛けが施されていそうで期待が高まる。「タイムリープ」モノは書籍以外にも私の記憶に残っている作品が多く、特に「僕だけがいない街」や「サクラダリセット」は印象深い。ロジックが面白ければ自分には刺さるようだ。

 

 「時空旅行者の砂時計」はまさしく「タイムリープ」モノであり、ミステリー小説でもある。

 

 妻の命を救うために殺人事件が起こった過去へタイムトラベルするが、タイムトラベル前に記憶していた事実とは異なる事案が発生する・・・なぜか?このような始まりから物語が広がっていって、色々なルールが提示され、ミステリーとして裏切りの無い群像劇が描かれ、エラリークイーンに代表される「読者への挑戦」的な要素もあり、読了後には爽やかな印象と独特な後味が残る作品として記憶された。

 

 SFミステリーといえば、直近に読んだ「楽園のアダム」は私の中でトップクラスに面白い作品であったが、この「時空旅行者の砂時計」は前者に匹敵するくらい面白い作品だった。今後もSFミステリーは注目していきたいし、「鮎川哲也賞」作品は私と相性が良さそうなのでこちらも合わせて選書していきたい。

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