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FX通貨ペアの強弱について

FXでエントリーする際にはいくつかの判断基準がある。

最終的には個人の経験による相場観という掴みどころの無いものに委ねられるわけだが、明らかに確からしいものはそれらに優先して判定されるべきである。

そして、その確からしい判断基準の中で、損益に影響する度合いによって優先順位を設定すべきである。

前提条件:海外口座でを利用した取引

FX口座は、国内口座と海外口座で分けて考える必要がある。

 

口座資金の何百倍もの投資が可能な海外口座と、25倍が上限の国内口座では全く違う立ち回りが要求される。結論から言うと、「スキャルピング」を行なう場合は、国内口座1拓となるし、中長期「デイトレ」以上の期間ホールドするようなスタイルの場合は海外口座を選択すべきだ。

 

以下に海外口座を利用した場合の判断基準を優先順位を付けて示す。

1FX業者の仕組みと特性から判断する

【優先順位1位】 利用するFX業者が妥当なのかを判断する。

自分が行おうとしている取引スタイルと、使おうと考えているFX業者、口座の特性がマッチしているかを判断する。以下に各口座に対してチェックすべき内容をまとめている。

 

2通貨ペアの強弱を判断

【優先順位2位】 どの通貨ペアにエントリーするのが最も有利なのかを判断する。

トレンドについては統計的な確からしさが存在する。また、5分足よりも15分足、15分足よりも1時間足といったように長い期間についてのトレンドほど強い信頼性がある。

 

つまり、長期的なトレンドに逆らわないエントリーであれば、エントリー後一時的に相場が逆行したとしても待っていれば戻ってくる可能性が高いという点でリスクの低いエントリーが可能となる。

 

低リスクエントリーの根拠となっている長期トレンドに更なる確からしさを与えるのが、「通貨ペアの強弱」となる。一番強い通貨と一番弱い通貨を特定することで、より早い、安全な利益確保を可能とする。

数多く存在する通貨ペアの全てを等しく考えるのかというと、そうではない。取引量の多い通貨を中心に判断することが正しい。より多くのサンプルにより発現したトレンドがより確からしいことになるからだ。

 

実際の取引を想定すると、USD、JPY、EUR、GBPの4通貨により作成される以下の6通貨ペアを検討すればよいだろう。各通貨ペアの強弱関係の表は下記のとおりとなる。

 

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上記のとおり、EURUSDのロングが選択される条件は、USDJPYが下降トレンドかつ、EURUSD、EURJPY、GBPUSD、EURGBPが上昇トレンドであることになる。どれにも該当しない場合は、トレンドが定まっていないことになる。

 

この作業はプログラミングにより自動化が可能である。プログラミングであれば順位付けや評価値による細かなスコアリングも可能だ。エントリー直前の細かい部分については相場観に委ねる部分が在れど、確からしさが実証されている部分についてはプログラミングでの算出が効果的だ。

 

既にこの6通貨ペアについてのプログラムは完成しており、現在デバッグ中だ。

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