Memories
週報 [2023.02.06-2023.02.12]

20230206-20230212

 

 今週はとにもかくにも3年わたり携わってきたプロジェクトの市場投入が行われた事以外に書き残すことはない。

 

 多くの障害を乗り越えて商品化に辿り着き、出荷数も現市場を見渡すと驚くほど多くの数に上った。当然、利益の貢献には繋がった。

 一方で、市場での反応は酷いものになりそうだ。そういう傾向を肌感覚で感じている。

 

 今後、多くの批判を受けることになりそうだが、今回のプロジェクトについては基本的には納得している部分が多く特に判断を誤ったという認識は持っていない。

 

 

 私がそう考える理由を忘れぬように記録しておこうと思う。

 今から3年前、プロジェクト発足時に私が身を置く事業はグループ内での実績が薄く信頼を獲得できていなかった。グループ全体の業績悪化に伴い、リストラが行われ主要部門のメンバーが居なくなった。

 プロジェクトを進行させようとするも、ボードメンバーは適当な理由で決済を先送りしスケジュールは遅延した。

 時を同じくして、私を含め子会社へ出向という形で財務上の調整が図られた。

 プロジェクト発足当初、前向きに取り組んでいたメンバーの一部が見切りをつけ会社を去るケースも出た。空いた穴は残ったメンバーの善意で埋め合わせるしかなかった。

 当時の事情を汲み取ると新たな人員募集を進言する事は事業ごと消滅させられかねない懸念を孕んでおり、ハイリスクノーリターンでることは自明だったからだ。

 残ったメンバーが担当如何に関わらずやれることは全てやったと断言できる。

 

 やりきって、商品は完成した。

 不安要素としては、こんな体制で開発した商品に不具合が発生しないかという点だ。当然、やれるチェックは全てやった。しかし不安は消えなかった。

 市場投入から1週間を見るに、どうやら大きな問題は起こっていないようだった。

 

 電子部品の供給不足も相まって旬を逃した商品を死ぬ気で売ってくれた営業マンの能力の高さを尊敬すると同時に市場評価を得られなかった事に対して申し訳ないという感情も大きい。

 だが一方で、現時点から当時のプロジェクト進行を振り返っても、開発現場が誤った判断をしたポイントは見つけられない。

 

 今日現在得られている各部門との信頼関係や新組織のビジョンを見ると大成功だったと言って良いはずだ。

 

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