ハワイ DAY5
今日は帰国の日だ
午前11:00にホテルの玄関に集合ということで、余裕をもって10:30に部屋を出た。妻がロビー横にある「クッキーコーナー」という店が気になっていたらしく、そこで最後の土産を買う事にしたようだ。
妻の土産の買い方には特徴があって、人に渡すものと同じものを自分用にも買うというスタイルだ。確かに、良いと思ったものを土産として選ぶわけだから、それを自分用に買うのは理にかなっている。
私は知らなかったが、この店はなかなか有名なクッキー専門店だった。娘も友人用の土産を買っていた。
ホテルのチェックアウトはロビーに設けられたポストのような箱に部屋の鍵を入れるだけだ。手続きがないのはありがたい。そうこうしていると、迎えのワゴンがやってきた。
搭乗して空港へと向かう。30分ほどで空港に到着し、チェックインを行い、あれよあれよと保安検査を通過した。
乗り場は21番ゲートだった。ゲートはすぐに見つかったので、HISラウンジへ行くことにした。この旅行はHISで手配してもらったこともあって、一度は行ってみようと思っていた。
入口を改装中だったこともあり、見つけるのにかなり苦労した。15分ほど滞在して、お菓子とジュースをいただいた。この時は特段良い印象を持たなかったが、後にこのラウンジに助けられることになる
デルタ航空DL611便でダニエルKイニウエ空港から中部国際空港に向かう。搭乗して13:53分予定通り滑走路へ向かい動き出した。
なかなか飛び立たない。。。さすがに時間がかかりすぎている・・・と思っているとアナウンスが流れた。整備が必要な箇所が発見されたため、一度21番ゲートへ引き返すとのことだった。
ゲートに戻ると、エアコンが切れる事もあって、一度空港へ荷物を持って降りるように伝えられた。過去の海外旅行で4時間待ちを経験したことがあるが、今回のものはこれまで以上に深刻なイメージが伝わってきた。
30分ほど待っていると機長のアナウンスが流れてきた。『部品を探しているが、仮にそれが見つかったとしてもチェックを含めて4時間はかかる見込みで今日のフライトは不可能だと思われる』と私は聞き取ったのだが、その後に流れてきた日本語のアナウンスは飛べる見込みだと言っていた。
そこまで英語ができるわけではないので、疑いつつも日本語アナウンスを無理矢理信じることにした。周りの日本人観光客の多くは飛べる希望を持っていたので、そんなネガティブな事を口にできるはずがないのだ。妻は明日、パートの予定があったはずで、もし飛ばないのなら早々に連絡を入れる必要があるのだが・・・
午後3:30 既に今日のフライトは絶望視していた。日本人向けアナウンスを信じてみたが、やはり気休めだったようだ。取り急ぎ、妻の仕事場に連絡を入れる必要があった。ローミングで携帯を使うのも、不慣れでやらかしがちだし、空港内はフリーWIFIは飛んでいない。
どこかWIFIが飛んでいるところはないか・・・と考えていた時に、数時間前に立ち寄ったHISラウンジを思い出した。我ながらナイス閃きと思い、ラウンジへ向かうとWIFIが飛んでおり、LINEを使う事ができた。しかし、なかなか既読にならず。。。
念のため、搭乗ゲート付近にあった国際電話を使用して直接妻の仕事場にかける事にした。
何気に国際電話をかけるのは初めてのことで、クレジットカードでかけようとするもJCBでは無理っぽい。結局、すぐ横で売っていたプリペイドカードを買ってトライし、無事連絡がついた。良い勉強になった。
妻の仕事の連絡が取れたことで直近の問題はクリアとなった。案の定、午後6:30にアナウンスがあり、本日のフライトはキャンセルし、明日朝9:00のDL9901便に振り替えるとの事だった。
図らずも、1日長くハワイに滞在することになってしまった。どうせ延泊になるのであればもっと早くアナウンスしてくれればよかったのにと思ったが、事情があるのだろう。
繁忙期であることから、今晩の宿泊先が気になったが、HISの担当者がどこからともなく現れて手際よく捌いていく。茶飯事の事なのか、慣れたもので感心する。個人でホテル予約をしていた場合は結構面倒なことになったかもしれない。ホテル代金とタクシー代はデルタ航空が補償する形となった。
用意されたホテルはビーチコマーというホテルで、昨日まで泊まっていたシェラトンに比べると色々劣る点はあるけれど、この繁忙期で急に大勢の宿泊先を探すのは困難だろうし、致し方なかったのかもしれない。
延泊先のビーチコマーホテルに到着したのは、午後8:00だった。
明日早朝の出発のため、何かするには残り時間が僅かしかなかった。当然予定はなかったが、娘がイタリアンを食べたいと言うのでスマホで調べ、人気の店に行ってみることにした。
最後の晩餐パート2は、マリオットホテルの1にある「アランチーノ・ディマーレ」に決定。色々食したが、この店の味は繊細でウマイ。最初に提供されるパンも、パスタも絶妙にウマイ。
ウエイターはモデルのようなイケメン揃いで、あらゆるところに配慮が感じられる。雰囲気もなかなかよく、オススメできるレストランだ。
朝6:30に延泊したビーチコマーホテルを出発し、空港へ向かう。
DL9901便は予定通り9:00に飛び立ち、約8時間のフライトののち、中部国際空港に到着した。ハワイへ向かった時と同じようにミュースカイに乗り名古屋駅へ、そこからタクシーで自宅へ無事帰宅した。
今回はHISで旅行を手配してもらった。多少、値が張ったが、フライトの延期や延泊のトラブル対応を考えると良かったのかもしれない。
またいつか気が向いたら行ってみようと思う。
今後、子供たちは友人と行った方が面白いだろうし、あまり自分の都合で連れまわしたくない思いもあり、次の旅行はどんな形になるのだろうか。。。